瀬戸信用金庫2024年版ディスクロージャー誌
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せとしんの取組み中小企業の経営の改善及び地域の活性化のための取組みせとしんの取組み11当金庫はお客さまとの密接な関係を活かし、地域経済社会の活性化や中小企業金融の円滑化、課題解決などに向けた様々な施策に取組んでまいりました。第12次中期経営計画において「地域とともに」をビジョンに掲げ、以下の方針のもと地域密着型金融のさらなる深化を目指し取組みます。1.基本方針(1)当金庫は、地域経済の活性化や健全な発展のために、地域の中小企業等への本業支援、伴走支援をはじめとして積極的に地域密着型金融の推進を図ります。(2)当金庫は、SDGs(持続可能な開発目標)への取組みを通じて、持続可能な地域社会の実現に貢献します。2.具体的な取組項目(1)お客さまへのコンサルティング機能の発揮(2)地域の面的再生への積極的な参画(3)地域やお客さまへの積極的な情報発信お客さまの経営課題解決に向け、資金相談だけでなく「事業再構築補助金」をはじめとした公的施策の情報提供・活用支援や、外部機関・外部専門家との連携による高度・専門的な経営課題への対応など、コンサルティング機能を発揮し、お客さまの本業支援に取組んでいます。また、地域創生に向け、地方版総合戦略をはじめとする各種政策提言機会への参画、具体的施策の推進協力など、地方公共団体等と連携した取組みを積極的に実施しています。今後も、地域における課題を地方公共団体や商工会議所等と共有し、具体的な施策推進に取組む方針です。・中小企業経営力強化支援法に基づく認定経営革新等支援機関として、平成24 年11月5日に認定を受けました。認定経営革新等支援機関とは、中小企業・小規模事業者が安心して経営相談等を受けられるために、専門知識や実務経験が一定レベル以上の者に対し、国が認定する公的な支援機関です。認定経営革新等支援機関として、経営改善に関する支援及び創業や新事業展開を支援する各種補助金(事業再構築補助金等)の申請支援などを実施しています。・株式会社日本政策金融公庫の7支店(名古屋・名古屋中・熱田・一宮・岡崎・岐阜・多治見支店)と平成26年8月12日に「業務連携・協力に関する覚書」を締結して創業支援・企業再生支援・農商工連携などの幅広い分野において地域の中小企業者及び農林水産事業者の皆さまをサポートしています。せと・しごと塾せとしん REPORT 2024(1)お客さまへのコンサルティング機能の発揮地域密着型金融の推進取組状況中小企業の経営の改善及び地域の活性化のための取組み●創業、新事業展開・瀬戸市や瀬戸商工会議所と連携した「せと・しごと塾」の開催、尾張旭市や尾張旭市商工会等と連携した「尾張旭市創業セミナー」の開催などを通じ、創業支援に取組んでいます。「せと・しごと塾」とは、瀬戸市での創業を目指す方に対し、創業に必要な知識を学ぶ機会を提供するもので、当金庫は瀬戸市、瀬戸商工会議所とともに事務局として運営に参画し、事業計画作成に関する講師を担当するなど、地域での創業をサポートしております。同塾では、令和6年3月までに15期が終了し、卒塾生数は272名、開業者数は161名(入塾当初から開業している方を含む)となりました。

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