瀬戸信用金庫2023年版ディスクロージャー誌
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1平素より瀬戸信用金庫に格別のご愛顧を賜りまして、誠にありがとうございます。おかげさまで当金庫は、昭和17年の創立以来、地域金融機関として順調な発展を続け、昨年11月に創立80周年を迎えることができました。これもひとえに、地域の皆さま方の永年にわたる温かいご支援とご協力の賜物であり、重ねて感謝を申し上げます。本年も引き続き皆さまに安心してお取引いただけるよう、当金庫の現況と経営内容を開示した「せとしんディスクロージャー誌2023」を作成いたしましたので、ご高覧いただき、当金庫へのご理解をより一層深めていただければ幸いに存じます。令和4年度は、ロシアによるウクライナ侵攻などを契機に原材料価格が上昇するなか、世界的には急激なインフレを抑制するため金融引き締めの動きが強まりました。我が国の経済においても、物価の高騰やエネルギー問題、地政学リスクの高まりなど、大きな影響がありました。一方、新型コロナウイルス感染症の感染状況は落ち着きを見せており、経済活動は持ち直しの動きが出てきております。今後は、日本銀行の新たな総裁による金融政策の舵取りが、マーケットや実体経済に与える影響について注意深く見ていく必要があります。このような状況において、当金庫は支援力強化を取組課題に掲げ、お取引先が抱える様々な経営課題の解決に取組んでまいりました。また一方で、ペーパーレス化の推進やWEB取引の拡充、店舗の見直しや渉外活動の高度化など、業務運営の見直しと効率化についても進めてまいりました。その結果、令和4年度末には、預積金残高は2兆1,827億円、貸出金残高は1兆1,257億円となり、当期純利益は29億円を計上することができました。当金庫は、本年4月より「第12次中期経営計画」をスタートさせました。「頼りにされる信用金庫」をテーマに、地域・お取引先・当金庫がともに発展できる「三方よし」の実現を目指してまいります。我が国を取り巻く経済環境は、大きく変化しており先行きは不透明な状況であります。このような時こそ、地域社会の期待に応えるため、役職員が一丸となりチャレンジ精神を持ち、信用金庫の使命を果たしてまいります。今後とも何卒、倍旧のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。令和5年7月理事長ごあいさつ

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