1平素より瀬戸信用金庫に格別のご愛顧を賜りまして、誠にありがとうございます。また、新型コロナウイルス感染症の拡大により、影響を受けられている皆さまに、心からお見舞いを申し上げます。本年も引き続き皆さまに安心してお取引いただけるよう、当金庫の現況と経営内容を開示した「せとしんディスクロージャー誌2022」を作成いたしましたので、ご高覧いただき、当金庫へのご理解をより一層深めていただければ幸いに存じます。令和3年度は、新型コロナウイルス感染症の波状的な感染拡大に加え、ロシアによるウクライナ侵攻により、世界経済に大きな影響が出てきています。新型コロナウイルス感染症の拡大による経済活動の制約やサプライチェーンの混乱に加え、ウクライナ情勢の悪化による資源・エネルギーの価格高騰、さらに金融市場においても不安定な状況が続いており、先行きへの不確実性が高まってきています。また、金融機関を取り巻く経営環境は、日本銀行のマイナス金利政策の長期化による預貸金利鞘の縮小や、余資運用利回りの低下など、引き続き厳しい状況が続いています。このような環境下にあって、当金庫は、「金融仲介機能を発揮し、地域経済を支えていく」という信用金庫の使命を果たすため、役職員が一丸となり業務に取組んでまいりました。その結果、令和3年度末には、預積金残高は2兆1,615億円、貸出金残高は1兆983億円となり、当期純利益は33億円を計上することができました。当金庫では、現在、第11次中期経営計画に取組んでおり、この3年計画も2年が経過いたしました。「地域とともに~持続可能な地域社会の実現~」をビジョンに掲げ、「地域社会の発展」と「取引先の繁栄」に貢献し、地域・取引先・当金庫がともに発展できる「三方よし」の関係を目指し、積極的に取組みを進めているところであります。当金庫は、今年11月に創立80周年を迎えます。これもひとえに、皆さまの永年にわたる温かいご支援の賜物であると深く感謝を申し上げます。これからも、皆さまの期待に応えるために、役職員が一丸となり、積極的に「地域社会の発展」と「お取引先の繁栄」に取組んでまいります。今後とも何卒、倍旧のお引立てを賜りますようお願い申し上げます。せとしん REPORT 2022令和4年7月理事長ごあいさつ
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