瀬戸信用金庫2021年版ディスクロージャー誌
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ごあいさつ会 長理事長皆さまには、平素より瀬戸信用金庫に格別のご愛顧を賜りまして、誠にありがとうございます。また、新型コロナウイルス感染症の拡大により、影響を受けられている皆さまに、心からお見舞いを申し上げます。本年も引き続き皆さまに安心してお取引いただけるよう、当金庫の現況と経営内容を開示した「せとしんディスクロージャー誌2021」を作成いたしましたので、ご高覧いただき、当金庫へのご理解をより一層深めていただければ幸いに存じます。令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、ヒト・モノ・カネの流れが停滞し、経済活動は大きく制約され、同年度の通期の実質GDPはリーマンショック以来の大きなマイナスとなりました。一方、信用金庫を取り巻く環境は、日本銀行の「マイナス金利政策」の長期化による預貸金利ざやの縮小や、余資運用利回りの低下など、厳しさを増しております。このような環境下にあって、当金庫は「コロナ対応の資金繰り支援」や「各種相談業務」に全店舗を挙げて積極的に取組むとともに、「経費の削減」や「事務の効率化・見直し」など、経営効率化への取組みも進めてまいりました。その結果、令和2年度末の「預積金残高」は2兆1,321億円、「貸出金残高」は1兆814億円となり、「当期純利益」は30億円を計上することができました。当金庫は、昨年4月からスタートさせた第11次中期経営計画のなかで、「地域社会の発展」と「お取引先の繁栄」に貢献し、「地域」「お取引先」「当金庫」がともに発展できる「三方よし」の関係を目指し、各種施策を積極的に推進しております。今後も、当金庫は「資金繰り支援」にとどまらず、コンサルティング機能を強化し、「本業支援」や「各種金融サービス」に至るまで、幅広い支援に取組むとともに、デジタル化への取組みを進め、「より付加価値の高い金融サービス」の提供を進めてまいります。まだしばらくの間は、新型コロナウイルス感染症の影響が続くものと思われます。このような時こそ、地域社会の期待に応え、信用金庫の使命を果たすため、役職員が一丸となり業務に取組んでまいります。今後とも何卒、倍旧のお引立てを賜りますようお願い申し上げます。令和3年7月会 長 水野 和郎理事長 成田 順一1せとしん REPORT 2021

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